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国史跡 高島藩主諏訪家墓所

記事ID:0002158 更新日:2021年4月1日更新 印刷ページ表示

国史跡高島藩主諏訪家墓所(温泉寺墓所)

​江戸時代の諏訪地域「高島藩」を治めていた、諏訪家歴代藩主の墓所。諏訪湖の東側「湯の脇」地区に所在し、藩主とその家族の墓標が築かれました。
二代藩主の諏訪忠恒から八代藩主の諏訪忠恕までの7基の墓と、室や子どもの墓が築かれました。また、100基以上の石灯籠が並び建てられています。

平成29年2月9日に官報告示され、正式に国の史跡に指定されました。

  1. 指定区分 国史跡
  2. 指定名称 高島藩主諏訪家墓所
  3. 所在地  長野県諏訪市大字上諏訪字北垣外10637番15の一部
         長野県茅野市ちの1754-ロ外1筆
         *諏訪市温泉寺墓所と茅野市頼岳寺墓所の一括指定です
  4. 面積   温泉寺墓所1283.77平方メートル
         頼岳寺墓所211.36平方メートル

温泉寺墓所は藩主居城の「高島城」から北東へ約1.3km行った、丘陵端に所在します。二代藩主の諏訪忠恒は慶安2年(1649)、城下に温泉寺を建立し、菩提寺としました。そして寺の裏山、諏訪湖や北アルプスまで望める眺望の良い場所に墓所を築いています。
墓所は大きく2段の平場からなり、上段には二代から八代までの7基の藩主墓標(墓石)が並んでいます。中段には側室や子どもの墓標が不規則に造営されています(下段は現在一般墓地となっています)。また、家臣などが献納した石灯籠が各藩主墓の正面に、参道を画するように並び建てられています。
藩主の墓標はすべて共通した形式で、石造りの大きなものです。方形3段の基壇上に、舟形(無縫塔半裁形)の標身を載せる特異な形式で、高さは約3m、幅は約3.2mあります。二代墓にのみ木造御霊屋が建てられており、他の藩主と区別が図られています。なお、御霊屋は倒壊の恐れがあるため平成19年に解体し、部材を保存しています。そのため、現在は仮覆屋を建てて墓標を保護しています。

*高島藩主諏訪家墓所(温泉寺墓所)は諏訪市の所有・管理地です。墓所に関するお問い合わせなどは、下記の担当課までご連絡ください。
*国史跡名称「高島藩主諏訪家墓所」のほか、諏訪市有形文化財および埋蔵文化財包蔵地の名称としては「高島藩主廟所」と呼称しています。

歴代藩主の墓標の画像
歴代藩主の墓標[その他のファイル/786KB]

中段の石灯籠の画像
中段の石灯籠[その他のファイル/760KB]

*パンフレットを墓所入口にて配布中です。
また、下記の「関連ファイル」でPDF版をご覧いただけます。

見学のご案内

長野県諏訪市湯の脇1丁目臨江山温泉寺の裏山(お寺右手の参道を150mほど登ります)

専用駐車場はございません。
近接する「湯の脇ふれあい広場児童遊園」(旧ふれあいの家)駐車場をご利用いただけます。
住所:〒392-0002長野県諏訪市湯の脇1-10-2

見学時のお願い

墓所はご自由にご覧いただけます。見学にあたっては、次の点にご注意ください。

  • 石造物には絶対に触れないでください。倒壊する危険があります。
  • 木からの落枝がありますので、頭上にはご注意ください。
  • 斜面保護のため、階段以外を昇り降りしないでください。
  • 仮覆屋内は墓標保護のため、ご覧いただけません。
  • 瓦や石などは拾ったり持ち帰らないでください。
  • ゴミはお持ち帰りください。

関連リンク

関連ファイル

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