諏訪中学校3年生との意見交換会を開催しました！

諏訪中学校3年生との意見交換会を開催しました！​​　

諏訪市議会では、議会基本条例第7条に基づき、時代の変化に対応した議会改革の取組を継続して推進し、第2条第1号「市民に開かれた議会」を目指しています。

この度、議会・議員をより身近に感じてもらうことはもちろん、学校が期待する「地域の担い手づくり、自ら地域づくりへ主体的に参加する『シティズンシップ（主権者）教育』」に寄与することを目的とし、諏訪市議会議場等で、諏訪中学校3年生との意見交換会を開催しました。当日の内容や様子を、以下にお伝えします。 

​1月24日（金） 議事日程

≪午前9時00分～9時40分≫

前半は、諏訪中学校3年生が自分たちで考えた陳情を議場にて説明し、質疑応答の上、議員が採決等を行いました。

≪午前9時40分～10時15分≫

後半は、テーマ別の小グループに分かれ、議員と意見交換を実施しました。

なお、当日の議事日程は、次のPDFをご覧ください。

20250124議事日程 [PDFファイル／52KB]

諏訪中学校3年生の皆さんが到着!

諏訪中学校3年生の皆さんが到着すると、議員全員が起立して、拍手でお迎えしました。生徒の皆さんの感想の中には、「温かく迎えてくださった」、「びっくりした」との声もあり、ほどよい緊張の中にも、和やかな雰囲気でスタートすることができました。

　　　

陳情説明開始！

議長挨拶、議員紹介の後、生徒の皆さんの議会の雰囲気を「感じたい」・「味わいたい」との思いを受け、なるべく本番同様な進行のもと、和やかな様子から一転、厳かな雰囲気の中、代表者9名の皆さんによる陳情説明が開始されました。

陳情のテーマは、「中門川側道における登下校の安全を求めること」であり、諏訪中学校3年生の皆さんが日頃利用している通学路に対して、現状や課題、そして何よりも安心して通えるための環境改善が必要であるとの切実な願いについて、議場にパワーポイントを投影しながら、丁寧な説明をいただきました。

なお、当日の陳情書は、次のPDFをご覧ください。

20250124陳情書 [PDFファイル／574KB]

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緊張の議員質疑！

また陳情説明終了後、議員より通学路の構造変更による改修はハードルが高いことへの質疑や、材料支給による整備方法についての提案がなされ、代表者はもちろん、代表ではない生徒さんからも回答があり、その場にいる全員が、自分たちの問題として捉え、参加されていることを感じさせられました。

　　　　

　　　　

　　　

いよいよ採決！

「皆さんの説明を通して、通学路が抱える安全上の問題、利便性、環境等の問題を理解した。大きな構造変更を伴わない、1　退避ポケットの設置、2　補修、3　機能回復　等について、市に対応の検討を促したい。」とした意見が議員より出され、採決の結果、「中門川側道における登下校の安全を求める陳情書」について、諏訪市議会として採択することに決定しました。

最後に生徒代表より、「3年後には有権者になるので、今日の経験を生かして、市の取組や、議員の理念についてもっと調べ、投票はもちろん、自分から意見を発信したり積極的に交流し、政治に参加していくことを大切にしていきたい。」との言葉が述べられ、前半の陳情審査が終了しました。

　　　

　　　

なお、YouTubeにて当日の様子（動画）​＜外部リンク＞を公開しておりますので、生徒の皆さんの立派な姿を、ぜひご覧ください。

録画中継動画（YouTube）を視聴される際の注意（免責）事項　​​ ​​​

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テーマ別、小グループに分かれ、議員と意見交換！

後半は、生徒さんたちの関心事、テーマ毎に分かれ、各議員と小グループに分かれて、議場や委員会室等で、それぞれ意見交換や事前にいただいていた質問への回答等を行いました。

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Aグループ「学校の設備と財政」について（担当：森山議員・藤森（綾）議員）

　　　

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Bグループ「学校環境や公共サービス」について（担当：牛山（実）議員）

　　　

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Dグループ「福祉政策や教育環境」について（担当：井上副議長）

　　　

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Eグループ「防災・福祉」について（担当：藤森（靖）議員）

　　　

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Fグループ「学習・産業・環境」について（担当：牛山（正）議員）

　　　

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Gグループ「行政経営・参画協働」について（担当：伊藤議員）

　　　

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Hグループ「福祉・環境」について（担当：横山議長）

　　　

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Iグループ「福祉・学習環境整備・産業」について（担当：近藤議員）

　　　

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Jグループ「環境保全・子育て・福祉」について（担当：小山議員）

　　　

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Lグループ「インフラ・福祉・安全」について（担当：小泉議員）

　　　

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Mグループ「インフラ・福祉・税金」について（担当：大津議員）

　　　

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Nグループ「財政・住み心地によいまち」について（担当：吉澤議員）

　　　

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Oグループ「参画協働・多様性・防災」について（担当：岩波議員）

　　　

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※高木議員は、体調不良により欠席。

最後に、生徒の皆さんの振り返りから

意見交換の後、グループ毎まとめを行い、散会となりました。最初は、緊張の面持ちであった皆さんも、議員に見送られ、にこやかな表情で、学校へ戻られました。

最後に、後日学校からいただいた、皆さんの意見・感想等を、一部ご紹介させていただきます（記載にあたり、類似のものはまとめ、要約等をさせていただきました）。

• 議員の仕事を詳しく知ることができた。大切で、重大な仕事だと感じた。議員は未来に向けたビジョンをもっている。諏訪市や市民の生活をよりよくしたいとの思いを感じた。普段の仕事をもっと知りたい。
• 議員はもっと怖い人、堅苦しいと思っていたけど、親しみやすく、身近に感じられた。イメージが変わった。若い人が少なそうだった。
• 普段生活していて気になることを議員が知らないとなると、市民と議員のコミュニケーションがとれていなのではと感じた。
• 財政的な厳しさもあり、政治は思い通り進められないものなんだと感じた。
• 市議会の雰囲気を感じることができた。格好良かった。もう少し、市議会の様子を見てみたい。議会のことをもっと知って、生活や選挙等にいかしていきたい。
• 普段、議場に入ることや陳情をすることがないので、とてもよい経験をさせてもらえてありがたかった。
• 地方自治について学んでいて、それなりには知っていたけど、いざ話を聞いてみると知らないことも多く面白かった。
• 中学生の立場を理解し、考えていただき嬉しかった。私たちと対等にわかりやすく話し、共感・向き合ってくれて嬉しかった。立場関係なく、一人の市民として意見を受け止めてくれる雰囲気が嬉しかった。要望を前向きに検討してくれ嬉しかった。
• どんな質問にも嫌な顔をせず丁寧に答えてくれた。いろいろな考えが知れてよかった。話す中で、新たな発見や視点を見つけられた。有意義な時間となった。
• 何故それができないのか、背景や理由等を細かく話してもらえ、すっきりと明確になった。今までよりも政治を身近に感じることができた。政治と日常生活が近いことを実感した。
• 地方の政治の取組にも興味がでてきた。積極的に政治に参加したい。18歳から政治に参加すると思っていたが年齢問わず政治に参加できることを知った。18歳になったら、しっかり忘れずに投票し、声を出していきたい。
• 自分の意見を発信する貴重な体験ができた。選挙権のない子ども達の声も、市や国などに反映されると感じることができた。中学生にもできることがあると知った。大人だけでなく、子ども達も参加することが大切。自分たちも政治に参加できる。私たちの意見が地方をより良くしていくと実感を持つことができた。
• 不満を感じた時には、市に対してとりあえず言ってみることが大切だと思った。何かあったら区長や親に話して、市に相談しようと思った。
• 諏訪市の現状を少しずつでも知っていくことが大切だと感じた。諏訪市のことを、自分でも考えてみたいと思った。
• 諏訪市について、みんなで考えることは面白かった。もっとこのような機会があるといい。予算や人手のことを考えられるような勉強をしていきたい。
• 今回陳情したもの以外にも課題はあると思うから、改善されていくといい。また、課題が改善されれば、政治に興味がない人でも、関心を持てるのではないかと思った。

 

諏訪市議会として、本意見交換会を通じ、生徒の皆さんからいただいた貴重な「陳情」や「思い」、「願い」を、これからの議会活動にいかし、引き続き開かれた議会、信頼される議会をめざしてまいります。

諏訪中学校3年生の生徒の皆さん、受験等でお忙しい中、改めてご協力等をいただきありがとうございました。

　諏訪市議会議長　　横山　真   ​