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上諏訪駅周辺の魅力・資源を余すことなく感じることができるまち
遊び、憩い、子育て、学び、仕事など、どこで何をしていても、これら上諏訪駅周辺の魅力・資源を感じながら豊かな時間を過ごせる、上諏訪で暮らすことを誇りに思える、そんな暮らしの実現を目指します。また、豊かに暮らす諏訪人の姿やおもてなしが、訪れる人にも魅力となり、諏訪人と交流することで、上諏訪駅周辺をどんどん好きになる、また訪れたくなる、住みたくなる、そんなまちとなることを目指します。
諏訪湖イベントひろば(以下「ひろば」という。)は、諏訪湖の畔に立地する約7ヘクタールの広大な土地です。令和3年9月現在、敷地内には約1ヘクタールの元工場建屋が存在し、諏訪圏工業メッセのメイン会場として活用されるなどしています。しかし、建屋は昭和30~40年代の建築物で、耐震性能と老朽化の問題を抱えており、その対応とともに、今後のひろば活用に向けた具体的な施設整備・機能導入及び民間活力の導入可能性について検討が求められてきました。
諏訪市では、令和3年9月に「諏訪湖イベントひろば基本計画」を策定しました。これは、民間活力導入実現のために実施した市場調査の結果を踏まえ、軸にする機能、現建屋の取扱いの方向性を示したものです。今後、この計画を基に、諏訪市や住民、関係市町村、県、国、民間事業者という多くの力を架け橋のようにつなぎ、ひろばを拠点とする諏訪圏の魅力向上、地方創生を実現します。
昭和37年の建設から60年以上が経過した諏訪市文化センターは、耐震性能の不足や老朽化など様々な課題を抱えていることから、長寿命化のための「大規模改修」を行うこととしました。改修後の基本理念「文化芸術活動の拠点として駅周辺の魅力向上」にふさわしい施設となるよう、市民のみなさまからのご意見をお聴きしながら、改修に向けた事業を進めてまいります。
保育・幼児教育サービス全体の充実を図り、子どもたちの豊かな育ちに役立てる保育行政を安定的・持続的に展開するため、「“ひろがる笑顔”ゆめ保育所プラン(諏訪市公立保育所の適正規模・適正配置及び民営化等基本方針)」を令和2年3月に策定、令和5年12月に一部改訂しました。
「プラン(保育最適化)」で目指す姿
(1) 集団での生活・活動による効果を得る → 少子化が進む中、望ましい集団規模で、多くの友達と関わる力を養う
(2) 老朽化した施設・設備の充実 → 保護者ニーズに合った保育・幼児教育サービスを提供
(3) 保護者の多様なニーズに応える → 将来を見据えた、園舎の建替え、長寿命化、集約など
(4) 手厚い・きめ細かい保育を行う → 75年ぶりとなる保育士の国の配置基準改善等への対応(限られた保育人材を、効果的かつ効率的に配置)
全国的に少子高齢化が進むなか、諏訪市では諏訪市立小中学校のあり方検討委員会による「諏訪市内小中学校のあり方に関する提言書」、諏訪市立小中学校再編基本構想検討委員会の設置を経て、平成30年3月に市内全体として施設一体型の小中一貫教育学校(義務教育学校)を3校配置する基本構想が示されました。
令和5年度からは、すべての中学校区(上諏訪中学校区(上諏訪小・上諏訪中)、諏訪中学校区(城南小・諏訪中)、諏訪西中学校区(豊田小・湖南小・諏訪西中)、諏訪南中学校区(四賀小・中洲小・諏訪南中)で小学校と中学校で共通する「9年間の一貫した教育目標」を決め、小中一貫教育(施設併設・分離型)を開始しています。
諏訪市では、「諏訪市環境基本条例」に基づき、環境の保全に関する各種施策を総合的かつ計画的に推進するために、10年間を期間とする「諏訪市環境基本計画」を平成14(2002)年3月に策定し、改訂後の「第二次諏訪市環境基本計画」まで、継続的に環境保全の各種施策を実行、推進してきました。
こうした中、気候変動による異常気象や地球温暖化、生物多様性の保全などの環境問題が大きく取りざたされています。自然と人々が共存共栄する持続可能な社会を築き、市民の健康で豊かな生活を実現するとともに、将来の世代に良好な環境を引き継いでいく強い意志をもって、第二次諏訪市環境基本計画を見直し、今後の10年間の環境施策を示す「第三次諏訪市環境基本計画」を策定しました。
また、この計画は第二次諏訪市地球温暖化対策実行計画(区域施策編)を包含しており、令和6年3月にはこの部分を一部改訂し、ゼロカーボンシティ推進戦略を設定しました。
上記1から4までのプロジェクトの他、諏訪市の可能性を未来につなぐまちづくりのために活用させていただきます。
寄附金を活用させていただいた事業をご紹介します。
諏訪市が平成18年7月に取得した諏訪湖畔に位置する旧東洋バルヴ諏訪工場跡地(諏訪湖イベントひろば)は全体で約7ヘクタールに及ぶ広大な土地であり、これまで災害時の対応拠点のほか、諏訪湖祭湖上花火大会の観覧席等に利用されてきましたが、具体的な活用に向けた用途については定まっておらず、ひろばを維持する方向で利用が継続しています。
このような中、ひろばを持続可能なエリアとして整備するために、今後の利活用の方向性を定めることを目的として、信州諏訪ふるさと寄附金を活用させていただき、調査業務を行いました。令和3年度は、まず活用可能性調査を行い、諏訪地域の強みである「ものづくり(産業振興)」を軸に、他分野の魅力を掛け合わせ、ひろばと諏訪地域の魅力向上を実現するための第一歩を踏み出しました。
令和3年4月14日に上諏訪駅西口と諏訪湖畔を結ぶアクセス道路として市道「柳(やん)並(なみ)線(せん)」の延伸区間が新たに開通しました。柳並線延伸区間が開通したことにより駅から諏訪湖へのアクセスが便利になり、地域住民や観光客にとっての利便性の向上が期待されています。
年度 | 事業内容 | 充当額(千円) |
---|---|---|
平成29年度 | 諏訪南中学校武道場整備事業 | 100,000 |
旧東洋バルヴ諏訪工場跡地用地取得 |
40,000 | |
令和元年度 |
霧ヶ峰市有地廃屋解体工事 |
4,001 |
諏訪湖イベントひろば利活用検討事業 |
4,751 | |
駅前公共スペース整備事業 |
130,427 | |
柳並線道路整備事業 |
27,032 | |
令和2年度 |
諏訪湖イベントひろば利活用検討事業 |
88 |
柳並線道路整備事業 |
54,300 | |
令和3年度 |
諏訪湖イベントひろば利活用検討事業 |
2,799 |
柳並線道路整備事業 |
7,772 | |
令和6年度予算 |
諏訪湖イベントひろば利活用検討事業 |
50,000 |
※ふるさと寄附金返礼品等に係る経費充当を除く。