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赤羽史亮《Transporter》
photo:Ryuichiro Otake
茅野市在住の画家、赤羽史亮さんを紹介する特集展示です。
赤羽史亮は、1984年上伊那郡南箕輪村に生まれ、2008年武蔵野美術大学造形学部油彩学科を卒業。2019年より茅野市を拠点に活動をしています。
一貫して絵画に取り組みながらも作品のスタイルを様々に変化させてきました。
近年では触覚的なマチエールと彩度を抑えた色彩で、微小な有機体で埋め尽くされる地下や体内の世界を描いています。
変容し続ける生物のように、赤羽の絵画は完成されたものでありながら同時に未完成で過激なものとして現れます。それは生命と同じく矛盾をはらんで私たちの心を揺さぶります。
本展では、初期作品から最新作までおよそ40点を展示します。鑑賞者は「絵画を通してありのままの世界に触れたい」という赤羽の、可視と不可視の世界を住環する行為に立ち会います。
それは根源的な芸術の作用であり、芸術の存在理由の一つでもあるでしょう。
世界の豊かさと不思議さに触れていく赤羽の作品をぜひご覧ください。
収蔵作品展では様々な表現に注目した作品を、約1,400点以上ある収蔵作品の中から選出して展示します。
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■収蔵作品展 展示作家
洋画:池口史子/大沼映夫/佐藤泰生/志村一男/諏訪敦/早出守雄/野村千春
櫃田伸也/東原徹/藤井令太郎/宮下琢郎
日本画:東原徹
■常設展示
彫刻:細川宗英
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