上諏訪駅周辺の一体的整備の概要

はじめに

　金子ゆかり市長の三期目マニフェストに「上諏訪駅周辺の一体的整備の推進」が掲げられ、諏訪市においては、交通の利便性、人々の交流、商業や文化が充実した賑わいある中心市街地を実現するために整備を推進していきます。

　上諏訪駅周辺の中でも、特にこれまで課題となっていた、諏訪市文化センターの保存・活用、上諏訪駅西口広場の整備、諏訪湖イベントひろばの整備について、個別の事業として考えるのではなく、駅周辺の活性化や利便性向上に資する一体的な事業として捉え、組織一丸となって積極的に取り組んでいきます。

対象施設

諏訪市文化センター

　諏訪市文化センターは、建築家 吉田 五十八（よしだ いそや）の設計により建築された建物で、平成２６年に国登録有形文化財に登録されました。令和２年８月には、「登録有形文化財（建造物）諏訪市文化センター（旧北澤会館）保存活用計画」が文化庁より認定され、適切に保存・活用を図っていくこととされています。

　建築後約６０年を経過している文化センターは、耐震性不足や法令不適合な部分があり、これからも多くの皆様に安心してご利用いただけるよう、文化財的価値を保存しつつ改修し、文化、産業、活力創出の拠点として利用促進を図っていきます。

　令和５年度より、基本設計、実施設計、改修・外構工事等の改修事業を順次進めていきますが、進捗状況等を市民に丁寧に説明してまいります。

※これまでの経過等の詳細については添付資料をご覧ください。

※諏訪市文化センターについて→https://www.city.suwa.lg.jp/soshiki/41/

　諏訪市文化センターの大規模改修について→https://www.city.suwa.lg.jp/soshiki/28/58956.html

上諏訪駅西口広場

　上諏訪駅西口広場は、上諏訪駅の諏訪湖側に位置する敷地面積約3,500平方メートルの広場で、これまでも活用に関する議論がなされてきました。

　令和３年４月に、柳並線が延伸し、上諏訪駅西口から諏訪湖畔への交通利便性が高まりました。また、令和４年度には、公民の連携により「上諏訪駅周辺まちなか未来ビジョン（以下、「未来ビジョン」）」が策定され、上諏訪駅西口広場の整備は、未来ビジョンの実現に向けた取組の一つとして位置づけられており、上諏訪駅西口広場整備への機運が高まっています。

　今後、広場だけでなく、駅舎や自由通路など、駅周辺を包括した整備方針を定める必要があり、また、公民連携で策定した未来ビジョンの実現に向けた取組としても位置づけられていることから、市民意見を十分に反映させて事業を計画していきます。

※これまでの経過等の詳細については添付資料をご覧ください。

※上諏訪駅周辺まちなか未来ビジョンについて→https://www.city.suwa.lg.jp/site/miraivision/

諏訪湖イベントひろば

　諏訪湖イベントひろばは、諏訪湖畔に位置する約７ヘクタールの広大な土地で、その利活用については、平成３１年３月に「旧東洋バルブ諏訪工場跡地活用基本構想（以下、「基本構想」）」が策定され、令和３年９月には「諏訪湖イベントひろば基本計画（以下、「基本計画」）」が策定されました。

　基本構想において、「産業振興・技術開発・観光振興・雇用拡大の活動拠点ゾーン」がコンセプトとされ、これを踏まえて基本計画においては、ものづくり（産業振興）を主軸に、コミュニティ（防災）、観光、医療・健康の分野の機能を導入することが示されました。

　整備には多額の経費が必要なことから、コスト削減や質の高いサービス提供を行うために民間活力を導入することも基本計画に示されており、民間事業者との対話を重ねながら整備内容等を具体化していきます。

　また、敷地内には旧工場の建屋が残っているため、建屋の解体工事や敷地内のインフラ整備等、新たな施設整備のための事前整備に順次取り組むとともに、関係機関等と協議・調整を進め、基本計画をより具体化した整備方針の策定に取り組んでいきます。

※これまでの経過等の詳細については添付資料をご覧ください。

※諏訪湖イベントひろばについて→https://www.city.suwa.lg.jp/soshiki/5/42353.html

整備の見通し

　整備の見通しについては、概ね以下のとおりです。

※整備の見通し詳細については添付資料をご覧ください。

上諏訪駅周辺の一体的整備に向けて [PDFファイル／2.36MB]