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令和6年10月から水道料金を改定します
水道事業は、使用者からいただく水道料金で成り立っています。これからも安全・安心なおいしい水道水を供給するために、令和6年10月1日から水道料金を改定します。皆さんのご理解とご協力をお願いします。
料金改定の理由
・水道施設の計画的な更新と財政計画を定める「諏訪市水道事業ビジョン」では、令和5年10月に10%程度の料金改定を計画していましたが、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う経済情勢の悪化や市民生活への影響を考慮して、料金改定を先送りとしました。
・しかし、人口減少や節水意識の高まりなどにより水道水の使用量が減り、料金収入が減少し続ける一方で、近年の物価高騰の影響により、水道水を安定して供給するために必要となる動力費や修繕費などの経費が増加しています。現行料金のままでは令和7年度以降に収支が赤字となる見込みであり、水道事業の安定的な経営を維持するためには収入確保が必要となっています。
・水道事業の開始から100年を超えており、過去に整備してきた水道施設の老朽化が進行しています。また地震等の災害リスクに備え、水道水を安定的に供給するために水道施設の耐震化が急務となっています。これまでも諏訪市水道事業ビジョンに基づき、施設の老朽化・耐震化対策を計画的に実施してきましたが、料金収入減少により収支が赤字になってしまうと、必要な工事を行うことが困難となるおそれがあります。
・諏訪市水道事業ビジョンに掲げる「美味しく安全な水をいつでもいつまでも」という基本理念のもと、水道事業の安全・強靭・持続を将来にわたり実現するため、みなさんのご理解とご協力をお願いいたします。
老朽化した水道管の布設替工事
漏水の様子
改定時期
令和6年10月1日から改定後の水道料金が適用されます。ただし、令和6年9月30日以前から水道を使用している場合には、一定の経過措置を設けています。
【令和6年9月30日以前から水道を使用している場合】
・偶数月検針地区は、1月の請求分(12月の検針分)から新料金を適用します。
・奇数月検針地区は、2月の請求分(1月の検針分)から新料金を適用します。
【令和6年10月1日以降に水道の使用を開始した場合】
・初回の検針から新料金を適用します。
新水道料金の内容
水道料金を平均16.79%引き上げました。
※料金体系(用途別)の変更はありません。
※今回の料金改定は水道料金のみとなります。下水道使用料や温泉料金の改定はありません。
水道料金の計算方法
水道料金は以下の方法で計算します。
※水道料金は2か月に1回請求しています。
【具体例:用途は家事用、2か月で使用水量42立方メートルの場合】
新料金(令和6年10月1日から)の場合
・基本料金:20立方メートルまで、1,880円…A
・超過料金:21~40立方メートルまで、1立方メートルにつき119円×20=2,380円…B
超過料金:41~42立方メートルまで、1立方メートルにつき173円×2=346円…C
(A+B+C)×消費税率10%=5,066円(1円未満切捨て)
現行料金(令和6年9月30日まで)の場合
・基本料金:20立方メートルまで、1,568円…A
・超過料金:21~40立方メートルまで、1立方メートルにつき101円×20=2,020円…B
超過料金:41~42立方メートルまで、1立方メートルにつき147円×2=294円…C
(A+B+C)×消費税率10%=4,270円(1円未満切捨て)
添付ファイル「令和6年10月水道料金改定による影響額シミュレーション」により、普段の水道使用量から新料金での請求金額を試算できます。
※2か月分の使用水量を入力します。2か月分(1回の請求分)の金額が試算できます。
※シミュレーションは水道料金のみです。下水道使用料と温泉料金は含みません。
※日割り計算が発生する場合など、シミュレーション結果と実際の請求額が異なる場合があります。