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温泉暖房のモニタリング実証結果を公表します

記事ID:0004476 更新日:2020年12月2日更新 印刷ページ表示

市は諏訪市温泉事業運営検討委員会の報告を受け、温泉利用の新たな手法としての、温泉熱を利用した温泉暖房システムの普及を試みるため、県の補助金を活用して平成26年度より暖房装置を水道局に設置し、モニタリング実証を行っています。平成26年度のモニタリング実証結果がまとまりましたので、次のとおりお知らせします。ぜひご自宅でのご使用をご検討ください。

〔1〕温泉暖房システムの概要

  • 温泉暖房の熱循環の仕組み:屋外の給湯タンクから屋内へ配管し、ファンコイル(採熱)温風を送風しています。※24時間稼働・循環しています。
  • 湯量:7.2リットル(4升)

〔2〕測定方法

  • 測定期間:平成26年12月8日~平成27年4月30日の平日(一部の土日祝日も測定しています。)
  • 温度計設置場所:
    【1】1階フロアロビー(職員玄関付近)
    【2】1階営業課 窓口横(温泉暖房設置場所付近。温泉暖房からの距離:約150cm)
    【3】2階施設課 上水道係内
    【4】2階施設課 温泉係内
  • 測定時刻:午前8時

〔3〕測定結果

以下のグラフのとおり、12月~4月のいずれも【2】1階営業課 窓口横(温泉暖房設置場所付近)の温度が最も高いという結果になりました。特に外気の平均気温が0℃を下回る12月~2月は、他の測定場所との差が大きくなりました。このことから、温泉暖房は外気温の変化にかかわらず、一定の効果を発揮することが推測されます。
また、日中は温泉暖房とともに化石燃料による暖房を使用していますが、過去 2年間の化石燃料使用量と比較すると、以下のように使用量が減少しています。このことから、温泉暖房の使用により水道局内の温度が上昇したため、暖房用の化石燃料の使用が抑制されたと考えられます。

化石燃料使用量(暖房用)
平成26年度冬期:2,530リットル(平成25年度比:83%、平成24年度比:87%)
平成25年度冬期:3,050リットル
平成24年度冬期:2,900リットル

〔4〕今後の実証実験の予定:

今年度(平成27年度)の冬季は、一般家庭の平均使用量である1.8リットル(1升)の給湯を行い、温泉暖房に使用することを検討しています。
また、水道局には現在上下に並んだ二つの給湯タンクがあり、上の給湯タンクに給湯管からお湯が流れ、その後下の給湯タンクにオーバーフローしたお湯が流れます。昨年度(平成26年度)は下の給湯タンクのオーバーフローしたお湯を温泉暖房の採熱に使用しましたが、一般家庭ではオーバーフロー用のタンクを設置せず、一つの給湯タンクのみを使用している場合が多いため、今年度の冬季は管から給湯される上の温泉用タンクを使用し、より一般家庭での使用状況に近づけた状態で測定を行い、引き続き温泉暖房の効果を検証します。

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