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市の木
諏訪市民が植物に対する愛情を培い、心の豊かさを養うためのシンボルとして、市制施行40周年を記念して昭和56年7月1日に「きはだ」が制定されました。
また、市制施行 60周年(平成13年8月10日)を記念して「かりん」が追加指定されました。
いずれも、諏訪市民憲章にうたう「うつくしい湖 あふれる緑 小鳥うたうまち 文化の香り高く いきいきと やさしいまち 愛する郷土 世界のひとと 手をつなぐまち」をともにつくる一助として、市民に親しまれている木を市木として定めました。
市木・きはだ
ミカン科の落葉樹で山地に自生し、高さは 15メートルくらいにも及びます。皮をむくと内側が黄色であることから「きはだ」の名前がついています。この内皮は、湿布薬や腹痛止めの効用があり、昔から珍重されています。「きはだ」の木は、高島公園内に見ることができます。
市木・かりん
和名 マルメロ。市内に植生するマルメロは、江戸時代高島藩のころから今日に至るまで「かりん」と呼ばれ、 5月に淡いピンク色の花が咲きほころび、秋には洋梨形をした黄色の実をつけます。果肉は、加工食品や薬用として用いられ、昭和 41年に誕生した湖畔のかりん並木は、諏訪市を象徴する街路樹として市民、観光客に親しまれています。