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花粉症で苦しまないために、今、できることがあります

記事ID:0063054 更新日:2024年3月5日更新 印刷ページ表示

 毎年多くの方が花粉症の症状に悩まされており、花粉症の有病率は年々増えています。花粉症は、これまで症状がない人でも発症する可能性があります。 花粉が本格的に飛び始めるまでに予防や治療を始めることが大切です。普段の生活で行える予防方法や、治療についてご確認いただき花粉症対策の参考にしてください。​

花粉症<外部リンク>

こちらの画像を押してリーフレットをご覧ください。

花粉症リーフレットの概要

花粉症はどうしてなるの?

● 花粉症は花粉に対するアレルギーです。

● 花粉が体内に入るとからだがそれを異物と認識し、この異物(抗原)に対する抗体を作ります。

● 個人差はありますが、数年から数十年かけて花粉をくり返し浴び、抗体の量が増加すると、くしゃみや鼻水、目のかゆみや涙目などの花粉症の症状が出現するようになります。

● まだ花粉症になっていない方が、花粉をできるだけ避けることで、将来の発症を遅らせることも重要です。

花粉はいつ多くなるの?

 花粉の飛散する時期は、花粉の種類によって異なります。

● スギ花粉については、2月から4月頃に飛散します。

● 昼前後と夕方に多く飛散し、以下のような天気になると、花粉が特に多くなります。

  • 晴れて、気温が高い日
  • 空気が乾燥して、風が強い日
  • 雨上がりの翌日

どうすれば花粉症を予防できるの?

1.花粉を避ける

  • 顔にフィットするマスク、メガネを装着する
  • 花粉飛散の多い時間帯(昼前後と夕方)の外出を避ける
  • 外出を避ける(テレワークの活用・職場の理解や支援等)

2.花粉を室内に持ち込まない

  • 花粉が付きにくく露出の少ない服装を心がける(ウール素材は花粉が付きやすい)
  • 手洗い、うがい、洗顔、洗髪で花粉を落とす
  • 換気方法を工夫する(窓を開ける幅を狭くして、レースのカーテンをする)
  • 洗濯物や布団の外干しを控える

花粉の治療は?

受診のタイミング

●  毎年花粉症の症状が出る方は、本格的な花粉飛散開始の1週間前までには、医療機関や薬局を活用してお薬を準備し、使用を開始しましょう。飛散開始時期や症状がごく軽いときからお薬の使用を開始することで、症状を抑えられることがわかっています。

●  これまで花粉症と診断されていなくても、くしゃみ等の花粉症と思われる症状が出た方は、早めに医療機関で花粉症かどうか診断を受けましょう。

 

対症療法

​● 抗ヒスタミン薬 /鼻噴霧用ステロイド薬などがあります。

● 花粉に反応して出てくる症状を抑えるための治療法です。

 

免疫療法(アレルゲン免疫療法)

​● 舌下免疫療法と皮下免疫療法の2種類があります。

● スギ花粉の成分が含まれた薬剤を定期的に投与します。花粉の成分に体が慣れるようにして、スギ花粉が体内に入ってきてもアレルギー反応が発生しないようにするための治療法です。

● 医師の説明を受けた上で、花粉の飛んでいない時期に開始する必要があります。治療薬であるスギ舌下錠は、最低でも3年間の内服が必要です。

花粉症についての情報(参考リンク)

環境省 政府の花粉症対策<外部リンク>

環境省 花粉症で悩む皆さま!早めの治療や予防行動を!<外部リンク>

Adobe Reader<外部リンク>

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