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諏訪湖流入河川における特定外来生物(植物)の分布調査
諏訪湖へ流入する河川における特定外来生物(植物)の分布調査結果についてお知らせいたします。
平成30年度宮川及び支流における特定外来生物(植物)の分布調査
諏訪湖流域6市町村で構成される諏訪湖浄化対策連絡協議会(現事務局:諏訪広域連合企画総務課)では、 平成30年度、諏訪湖へ流入する宮川及びその支流において、特定外来生物(植物)の分布調査を実施いたしました。
霧ケ峰自然環境保全協議会の特定外来生物除去活動でも指導にあたっている信州大学農学部 大窪久美子教授による受託研究として調査を行いました。
目的
- アレチウリ、オオハンゴンソウ、オオキンケイギク(いずれも特定外来生物)は、諏訪湖流域の各地で生育が拡がっており、各市町村で駆除活動等が行われていますが、流域全体での分布調査は実施されていません。
- 今回の調査は、特定外来生物の分布拡大経路になっている可能性がある河川に注目し、代表的な河川において市町村の枠を超えて分布を調査し、今後の対策の基礎とするものです。
調査対象種
- 特定外来生物(植物)のアレチウリ、オオハンゴンソウ、オオキンケイギクの 3種
調査方法
- 乗用車または徒歩により、アレチウリは群落、オオハンゴンソウ、オオキンケイギクは開花個体を確認。
- 分布が確認されたメッシュ(100メートル四方)を着色した分布図を作成。
調査範囲
- 宮川及びその支流(大沢川、阿久川、弓振川、前沢川、下馬沢川の一級河川部分)
- 総メッシュ数は774メッシュ(未調査メッシュあり)
結果
- 調査結果は下記の関連ファイルをご確認ください。
- アレチウリ、オオハンゴンソウは、広い範囲で分布が確認されました。
- オオキンケイギクは、調査時期が開花期から外れていたため、分布が確認できた範囲が少なくなりました。今後、開花期での調査が必要です。
- オオハンゴンソウが「特定外来生物」に指定されていることを知らない住民が多く見られました。今後、更なる啓発が必要です。