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災害時のペットの避難について

記事ID:0070687 更新日:2025年3月28日更新 印刷ページ表示

 

1 災害に対するペット対策について

災害が起こったときには、飼い主自身や家族の安全確保と共に、ペットの安全も確保できるよう、普段から考え・備えておく必要があります。
諏訪市では災害時に開設する避難所のペット対策について、「同行避難」を原則として受け入れることとしています。ペットを飼っている人、避難所の運営に係わる人などに広く「ペット同行避難」についてご理解いただき、災害発生時に避難先での混乱が生じることがないよう、平常時からペットの災害時避難に備えてください。

2 ペットの避難について

(1) ペット同行避難について
「同行避難」とは、被災時にペットとともに避難することを言います。ペットと一緒に避難所に避難することになりますが、避難所は動物が苦手な人やアレルギーのある人なども共同生活を行う場所なので、ペットは同室で飼育管理するのではなく別の場所で過ごすことになります。

(2) 避難所で受け入れできるペットについて
避難所で受入れできるペットは、愛がん動物などの「家庭動物等」のうち、「犬や猫など」の小型の哺乳類、「鳥類など」となっています。
なお、家庭で飼育している動物でも、「特定動物」(人に危害を加える恐れのある動物とその交雑種。ニホンザル、ワニ、タカ、マムシなど)、や「特定外来生物」(カミツキガメなど)、及びこれらに類する動物は、避難所で受け入れはできません。

(3) 避難所のペット受け入れ体制について
避難所では、屋外にペットの飼育スペースを設け、ケージ内や繋ぎとめにより飼育することとしています。原則としてペットは避難所の居室スペースへ連れて入ることはできません。(盲導犬、介助犬、聴導犬についてはこの限りではありません。)

(4) 避難先・避難行動と飼育について
市や地区が開設する避難所への同行避難以外にも、被災状況等により自宅が安全な場合は在宅避難も避難方法のひとつです。また、車内飼育や一時預け先での飼育など、様々な避難行動・飼育方法について、検討・準備しましょう。

3 平常時からの備え

様々な人が共同生活を送る避難所で、飼い主とペットが周りの人へ迷惑をかけずに過ごすためには、日頃からの心構えと備えが必要です。ペットと一緒に災害に備えましょう

(1) 飼い主の明示

災害時の混乱の中では、ペットと離ればなれになってしまうこともあります。大切なペットが行方不明にならないために、飼い主の明示を徹底しましょう。

○犬の場合
 鑑札 ・狂犬病予防注射票 ・マイクロチップ ・迷子札(連絡先等記載) など 
(※鑑札、狂犬病予防注射票の装着は、災害の発生にかかわらず狂犬病予防法で飼い主の義務となっています。)

○猫の場合
 マイクロチップ ・首輪 ・迷子札 など

○その他(小動物)の場合
 マイクロチップ ・足環 ・耳環 など

(2) しつけと健康管理

 避難所でのトラブルを防止したり他の避難者に迷惑をかけないためにも、基本的なしつけをしておきましょう。

  • キャリーバッグやケージに入ることを嫌がらないように慣らしておきましょう
  • 人や他の動物を怖がらないように慣らしておきましょう
  • 決められた場所で排泄ができるようにしておきましょう
  • 「待て」、「お座り」、「伏せ」などの基本的なしつけを行っておきましょう(犬)
  • 不必要に吠えないようにしておきましょう(犬)
  • 狂犬病予防接種、ワクチン、ノミの駆除などを日頃から実施しましょう。

(3) ペット用避難用品の確保

 避難所にはペットフードやケージ等、ペット用品の備蓄はありません。ペットと避難する際に使用するキャリーバッグやケージとともに、少なくとも5日分以上(できれば7日分以上)の用品を入れた「ペット用非常持出袋」を準備しましょう。
 なお、重い物・大きな物などは避難の妨げとなりますので、いったん避難した後に安全確認してから持ち出せるよう、保管場所を工夫してください。(屋外倉庫や駐車場など)

【ペット用避難用品の例】
 ・えさ ・水 ・食器 ・薬 ・首輪 ・リード ・ハーネス ・ペットシーツ ・糞尿処理用具 ・清掃用具 ・飼育手帳(飼い主の連絡先、ペットの写真等) など

(4) ペットの一時預け先の確保

 避難所への同行避難や避難所での飼育が困難な場合を想定し、あらかじめペットの一時預け先を確保しておくことが大切です。災害が発生してから一時預け先を探すことは非常に困難なため、事前に調整しておきましょう。

【ペットの一時預け先の例】

  • ペットが慣れている親戚、知人など
  • 動物病院  ・民間団体の施設など

 ※ 後日トラブルが生じないよう、条件、期間、費用などを事前に確認しておきましょう。

4 避難所での飼い主同士の協力について

 避難所に同行避難をする場合、一時飼育場所にいるペットの飼育・衛生管理などは、飼い主が責任をもって行います。ほかの避難者に迷惑をかけないとともにペットが良い環境で飼育できるよう、飼い主同士で「飼い主の会(仮称)」を組織し、会の代表者を決めるなどして、飼い主同士の協力体制を作ることが大切です。

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