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“緊急地震速報”って何?

記事ID:0004377 更新日:2020年12月2日更新 印刷ページ表示

緊急地震速報とは

 地震の発生を、大きな揺れが来る前に知らせる“新しい防災情報”です。地震の初期微動(P波)を感知して震源や地震の規模(マグニチュード)を割り出し、各地の震度を予測。大きな被害を引き起こす主要動(S波)がやってくる前に、危険を知らせます。地震波のスピードの違いを利用したシステムです。

緊急地震速報の注意

 震源に近い場所では、初期微動(P波)と主要動(S波)がほぼ同時にやってくる為、速報が間に合わないケースがあります。また、地震の初期微動をとらえ、地震の規模や震源を推定しますので、実際に観測された震度との間“差”が生じる可能性があります。

緊急地震速報の利用の心構え

緊急地震速報は、情報を見聞きしてから地震の強い揺れが来るまでの時間が数秒から数十秒しかありません。その短い間に身を守るための行動を取る必要があります。緊急地震速報を見聞きしたときの行動は「周囲の状況に応じて、あわてずに、まず身の安全を確保する」ことが基本です。

緊急地震速報の限界

 現時点で緊急地震速報には技術的限界があります。緊急地震速報を適切に活用するためには、特性や限界を十分に理解しておきましょう。

  • 強い揺れが来るまでの時間は長くても数秒~数十秒です。
  • 地震が発生した場所から近い地域では、情報が間に合わないことがありす。
  • 事故、落雷、機器の障害など地震以外の現象を地震と誤認して、情報が発表される可能性があります。
  • 特に大規模な地震に対しては、地震の発生した場所や大きさの精度に限界があります。
  • 複数の地震が同時期に発生したり、近い場所で発生した場合には、地震を適切に分離できず、的確な発表ができないことがあります。
  • 統計的な計算式や地盤の特性を利用して計算するめ、推定する震度の精度に限界があります。

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