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松くい虫被害について(松くい虫被害の拡大防止にご協力をお願いします)

記事ID:0141457 更新日:2023年1月12日更新 印刷ページ表示

松くい虫被害の発生について

 諏訪市四賀神戸地区において、アカマツの枯損木からマツノザイセンチュウが検出され、松くい虫被害が確認されました。諏訪市において3例目の被害になります。(過去の被害については下記のプレスリリース参照)

1 被害木の場所等

(1)場所:諏訪市四賀神戸(山林内) 標高約800m付近

(2)被害木:アカマツ1本(林齢:約60年)

 

2 経緯

(1)2022年10月13日:被害木付近の住民からアカマツが枯れている旨の通報あり。

(2)2022年10月14日:所有者へ許可を得て検体を採取し、諏訪地域振興局林務課 (以下、(林務課)と呼ぶ)へ検体の鑑定を依頼。

(3)2022年10月18日:林務課の一次鑑定によりセンチュウを検出。林務課から林業総合センターへ二次鑑定を依頼。

(4)2022年10月26日:林業総合センターから林務課へ、二次鑑定によりマツノザイセンチュウを検出したとの連絡があり、同日、林務課から当市へ同内容の連絡あり。

(5)2022年11月8日:諏訪地方松くい虫予防対策協議会(林務課、諏訪市)において、松くい被害木の周辺調査を実施 その1

  ・半径50m~100m:ヤニ打ち調査及び目視調査。

(6)2022年12月8日:諏訪地方松くい虫予防対策協議会(林務課、諏訪市)において、松くい被害木の周辺調査を実施 その2

  ・半径2km範囲:目視調査。

(7)2022年12月22日:伐採駆除完了。

 

3 今後の対策

(1)松林巡視員・職員による被害木周辺地域の監視を強化する。(四賀神戸~四賀細久保付近)

(2)広報、ホームページなどにより、市から公表と注意喚起を行う。

 

4 過去の被害(プレスリリース)

 ・令和4年7月5日(上諏訪立石町)プレスリリース【被害1例目】 [PDFファイル/364KB]

 ・令和4年7月22日(上諏訪岡村)プレスリリース【被害2例目】 [PDFファイル/370KB]

 ・令和4年10月27日(四賀神戸)プレスリリース【被害3例目】 [PDFファイル/361KB]

松くい虫発生のメカニズムについて

松くい虫被害木

松枯れ発生のメカニズム(図:島根県HPより)の画像

松枯れ発生のメカニズム(図:島根県HPより)[その他のファイル/194KB]

松くい虫被害拡大・予防対策のため、当市では監視・巡回体制の強化や枯れた松の伐採などの対策を実施しています。被害の拡大を防ぐためには被害木の「早期発見・早期駆除」が重要となります。付近の山や公園など身の回りで枯れた松を見つけたら、農林課までご連絡ください。

松くい虫被害を防ぐために、みなさまのご協力をお願いします!

松くい虫被害の拡大を防ぐためには、松くい虫の被害を受けて葉が赤く変色したり枯れたりした松を早い段階で取り除くといった「早期発見・早期駆除」が重要となります。
付近の山や公園など身の回りで枯れた松を見つけたら、農林課(電話52-4141Fax57-0660)までご連絡ください。
みなさまのご協力をお願いします。

松くい虫被害とは?(「マツノザイセンチュウ」と「マツノマダラカミキリ」)

松くい虫被害は、マツノザイセンチュウという小さな線虫とその線虫を運ぶマツノマダラカミキリによって、1~2か月で松全体が真っ赤に枯れる伝染病です。主に、アカマツ・クロマツが枯れます。カラマツは枯れません。

マツノザイセンチュウは体長1mm程度の線虫であり、松の樹体内に入って爆発的に増殖しながら松の生理異変をもたらし、松を枯らしてしまいます。(メス1匹の産卵数は約100個、卵がう化してから親になるまで3~5日と言われています。)マツノザイセンチュウは自分で松から松へ移動することはできません。

マツノマダラカミキリは体長2~3cm程度の昆虫です。このカミキリは、6月中~下旬頃に成虫となって健全な松の枝をかじって栄養をとり、7~9月頃に衰弱した松を探し出して卵を産み、ふ化した幼虫は松の内樹皮を食べながら越冬し、6月中~下旬頃に成虫となる…というサイクルを繰り返しています。
このカミキリだけでは松を枯らすことはありませんが、マツノザイセンチュウはカミキリが成虫になった時に体に入り込み、カミキリが健全な松を食べた樹皮の跡からマツノザイセンチュウが松の中に入ってしまい松を枯らしてしまう…といった「マツノザイセンチュウの運び屋」となっています。
このカミキリは標高約900m以上では繁殖しにくいため、今のところ標高の高い場所では松くい虫被害は拡大していませんが、標高の高い場所も油断できない状況です。

諏訪地域の状況と対策

 県内各地域では被害の拡大が続いています。近隣市町村でも被害木が発見されることがありますが、早期発見・早期駆除を実施しているため被害拡大をおさえられている状況です。
当市では予防策として、以下のような取り組みを行っています。

  1. 松林巡視員や林業関係者などによる監視・巡回体制の強化
  2. 諏訪地域の市町村・長野県・林業事業体と意思疎通を図りながら連携した松くい虫対策を実施
  3. 被害木が確認された場合、長野県と連携しながら適切に早期駆除を実施できる体制の構築
  4. 被害拡大・予防対策のための枯れた松の伐採

マツノザイセンチュウの画像

マツノザイセンチュウ[その他のファイル/29KB]

マツノマダラカミキリの画像

マツノマダラカミキリ[その他のファイル/89KB]

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