諏訪中学校は、諏訪市清水の地を占めて立つモダンな外観の学校です。地域や保護者の皆さんの熱い思いに支えられ、今年創立70年を迎えました。
落ち着いた環境の中で授業が行われ、生徒たちは主体的に学びを深める姿があります。また、自治的に取り組む生徒会活動では、挨拶、清掃、合唱を基本の三本柱として大切にし、3年生が後輩に姿で示しながらそれらを受け継いでいます。
職員も日々の授業改善に真摯に取り組み、生徒の学力向上に務めるとともに、一人ひとりの生徒の多様性や思いを受け止め、あたたかな声がけや対応を行っています。
令和5年度からは、諏訪市で進める「未来創造ゆめスクールプラン」基本計画に基づき、諏訪中学校は城南小学校と施設分離型小中一貫教育学校としてスタートしました。9年間の学びをつなげ、スムースに子どもたちが中学校生活を送れるよう、小中合同職員研修をもち、職員間で情報共有や教科研究を進めています。また、児童会と生徒会の協働で、異年齢間の交流を行い、あこがれや思いやりの気持ちを育むことにもつなげています。
今年度新た据えた小中共通の教育目標である「自ら学び 認め合い 未来を創る
こども」の育成を目指し、生徒達の願いの実現に向けて、力を合わせて取り組んでいきます。
また、諏訪中学校では、学校行事や各学年の総合的な学習を通した生徒の成長も大切に考え、強歩大会、
音楽会などの伝統的な行事を、めざす生徒の姿に合わせて実施すると共に、総合的な学習においても各自
の課題意識に基づいた探究的な学びとなるよう進めています。
今年度も、生徒と職員のあたたかな結びつきに支えられた教育活動と、一人一人の持ち味や多様な価値観が大切にされる学校を目指していきたいと考えています。
令和5年4月
学校長 根橋ほなみ