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令和6年度 学校長挨拶

記事ID:0064072 更新日:2024年4月8日更新 印刷ページ表示
 今年も夢と希望に溢れる待望の春がやってきました。新たに60名の新入生を迎え、全校生徒165名で、力強く新年度のスタートを切りました。学校教育目標「自己を拓き、未来を生きる」のもと、校訓である「真理の追求・自主自律・質実剛健」を心に抱きながら、毎日を元気に楽しく、充実した日々を送っています。
 世の中に、また日本、世界に目を転じてみますと、「予測不能な未来」とか、「Vucaの時代」などと言われ、個性化、多様性が求められる中、益々複雑化しています。ウクライナやイスラエル、パレスチナの争いも、世界中の人が憂いているのに一向に終息する気配がありません。今年正月に起きた能登半島地震も災害列島に住む我々にとっては決して対岸の火事ではありません。こうした世の中を生き抜いていく力を養っていくのが、まさに“中学生時代”だと考えます。決められたことをただこなすだけの生き方から、大切な知識や技能を身につけながら、問いを持ち、情報を集め、考え悩み、適切に判断しながら、友や仲間、地域や世界と連携してよりよく生きていく力が求められています。本来子どもは、伸びたい!、輝きたい!と常に前向きに生きていると思います。そんな子どもたちの力を信じつつ、上諏訪中学校での生活の中でさらに学力を身に付け、生きる力を蓄え、人を愛し、大切に思う心情を育てながら、たくましい、それでいて優しい大人となってくれることを心から期待しています。
 学校は一人一人の子どもが自分の未来を描き、自ら進む道を切り拓いていく力を育む場です。また、子どもから大人になる準備をする大事な時期でもあります。上諏訪中学校の伝統を生かしながら自律的に学び、多様な価値観を認めつつ、自分たちの力で自分たちの生活をよりよいものにしていってくれる子どもを育む「いい学校」を、皆で力を合わせてつくっていきましょう。

学校長 牛越 雅紀