私たち中洲小の職員は、子どもたちが「算数は楽しい」「算数はおもしろい」「算数は得意」と感じ、子ども達の自己肯定感を育むために算数と日常生活とのつながりを意識した授業づくりが大切だと考えています。
重点研究算数科グループは、「子どもが自己を表現し学びを創り出していく数学的活動のあり方 ~日常生活とのつながりを意識して~」を部会研究テーマに据え、授業改善に取り組んでいます。
南信教育事務所指導主事、諏訪市教育委員会指導主事の先生方にご指導いただき、全校授業研究会を開きました。
2年2組は「たし算とひき算のひっ算(2)」の単元でした。お菓子を3つ買ったときの代金の出し方を、位に注目して筆算の仕方を説明する課題にとりくみました。最後に自分たちが選んだ3つのお菓子の代金を笑顔で考えていました。
6年2組教室は「立体の体積」の単元でした。円柱も角柱と同じように(底面積×高さ)で求められることを説明する課題に取り組みました。最後に直接比較ができない2つの円柱状の缶に入ったジュースの入れ物の体積を計算して比べました。
どちらのクラスも子どもたちが最後まで集中して学習に取り組んでいました。素晴らしい姿でした。
児童の下校後、授業研究会を開き、それぞれの授業の子どもの姿から「授業における日常生活とのつながり」や「数学的な活動」についてグループに分かれ、話し合いました。出てきた意見などをホワイトボードに記入し、最後にグループごとに発表しました。
二つの授業から学んだことを明日からの授業に活かし、子どものためにより質の高い授業を作りたいと改めて決意する機会となった授業研究会でした。