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蓼科保養学園の沿革など
蓼科保養学園は、恵まれた自然環境の中で、伝統ある規則正しい生活体験を通じて、心身の健康と自立心・たくましさの体得を目的に諏訪市が運営する高原の学校です。
自然が美しい蓼科高原(標高1,250m)にあり、ここは、空気がおいしく、日当たりもよく保養上絶好の地です。
入園児童は、親から離れて、同学年の仲間とおおよそ70日間の集団生活を体験します。
1.沿革
蓼科保養学園は、大正12年、高島小学校の校医であった小澤 侃二(こざわ かんじ)先生が虚弱児童の心身の鍛練と体位の向上を目的として行った保養訓練を起源としています。
昭和23年に諏訪市に施設が寄贈され、さらに昭和27年から児童福祉法に基づく虚弱児施設として運営されてきましたが、現在は諏訪市独自の児童福祉施設として運営されています。
2.入園対象児童・選定
蓼科保養学園に入園できる児童は、諏訪市内小学校5年生で入園の希望を持つ児童の中から選定します。
選定の観点は、
1)基本的生活習慣を身につけさせたい児童
2)精神的に自立させたい児童
3)家庭と異なった環境での生活を経験させたい児童
4)心身の鍛練および体力を向上させたい児童
5)身体、健康面を改善したい児童
3.入園期間・定員
入園期間は次の各3ヶ月間(おおよそ70日間)で、1期あたり40名です。
【 第 1 期 】 4月~ 6月
【 第 2 期 】 7月~ 9月
【 第 3 期 】 10月~12月
【 第 4 期 】 1月~ 3月
◆ 閉園のお知らせ ◆
蓼科保養学園ではコロナ禍の影響により、令和2年度冬季から休園(受け入れ中止)が続いていますが、感染症収束までの道のりは未だ不透明であり、また、建物の老朽化などを踏まえ、令和4年度末をもって閉園とさせていただきます。
4.主な行事
【全期共通】 竹馬づくり・検定会、蓼科湖マラソン、ネイチャーゲーム、オリエンテーリング、バイキング給食、お楽しみ会
【 第 1 期 】 もちつき会、お花見会、遠足、ますつかみ
【 第 2 期 】 キャンプ、夏祭り、ますつかみ
【 第 3 期 】 もちつき会、遠足、ますつかみ
【 第 4 期 】 もちつき会、豆まき会、卓球会、スキー教室、食育・料理教室
5.学習面
入園期間中の学習は、2名の教諭により20人学級によるきめ細やかな学習指導をし、各学校で実施している授業と同様の授業が行われています。
また、地域の歴史、恵まれた蓼科の自然環境を活用した体験学習が行われています。
6.費用負担
入園児童に係る給食賄材料費、日用品費、教育費などの直接的経費分を実費徴収金として、保護者が費用負担しています。
児童一人あたり月額37,300円
7.指導方針
≪身体面≫
創設当時からの指導方針である、基本的生活習慣を身に付けることによる身体面の健康づくり(意識付け)を行います。
1)規則正しい生活習慣の体得
2)正しい食生活習慣の体得
3)適度な運動習慣の体得
≪精神面≫
親元を離れ、個室と異なり自分勝手の効かない友達との共同生活や、目標を掲げた活動・行事を達成させることを通して、精神的な自立を促します。
1)自己管理能力の養成(自立の促進)
2)協調心の養成
3)忍耐力の養成(粘り強く最後までやりとおす力)
4)自負心(自信)の養成
5)積極性・責任感の養成
6)自己表現能力の養成
8.公式Facebookページ
蓼科保養学園では、平成30年5月に公式Facebookページを開設しました。
行事・出来事や学園の魅力について発信していますので、ぜひチェックしてみてください。みなさまからのたくさんの「いいね!」をお待ちしています。
公式Facebookページはこちらから<外部リンク>ご覧ください。
※ご利用にあたっては、運用方針をご一読いただきますようお願いいたします。
蓼科保養学園Facebook(フェイスブック)運用方針 [PDFファイル/152KB]
9.パンフレット、広報すわ特集記事
その他、蓼科保養学園の紹介パンフレットや、広報すわに掲載された特集記事もチェックしてみてください。