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知っておくと面白い!?御柱祭の豆知識あれこれ

最終更新日:2020年3月31日(火曜日) 21時07分 コンテンツID:2-3-17-2964

7年に一回、盛大に行われる御柱祭。正式名称は「式年造営御柱大祭(しきねんぞうえいみはしらたいさい)」といい、御柱の曳き建てと宝殿(昔は御社殿の建替えも行われていました)の造営(建替え)を行います。
今回は、この御柱祭に関する色々な豆知識をご紹介します。


諏訪の七不思議の一つ、高野の耳裂鹿。神に供えられた75頭の中に必ずいたそうです。

●諏訪の七不思議…
諏訪には、諏訪大社に因んだ七不思議といわれる事象があります。簡単ではありますがざっとご紹介していきます。(参考:諏訪大社発行「諏訪大社」より)
1.氷湖の神幸(御神渡)・・・諏訪湖が全面結氷した真冬、轟音と共に湖面の氷が割れてせり上がります。上諏訪と下諏訪を結ぶように亀裂が入る事から「御神渡り」と呼ばれ、上社の神様が、妻である下社の神様の元へ通った足跡だと言われています。
2.元朝の蛙狩
元旦朝に行われる「蛙狩(かわずがり)神事」の際、蛙を贄として神前に捧げる為、上社の前を流れる御手洗川で蛙を捕らえますが、厳冬期にも関わらず必ず何匹かの蛙が見つかります。
3.五穀の筒粥・・・下社では毎年1月の14日夜から15日にかけて筒粥神事が行われます。筒粥神事とは、下社春宮の筒粥殿という建物の中の囲炉裏で、米と小豆の入った釜の中に、更にアシの筒を入れ、一晩炊きます。次の日、アシの筒に入った米と小豆の粥の状態で、その年の作物の出来と世相を占います。昨今では、43種の作物と、世相の1を占う為、計44本のアシの筒が使用されます。その占の正確さは、七不思議の一つとして数えられ、現在でも占の結果の問い合わせが大社に来るとの事です。
4,高野の耳裂け鹿・・・上社の重要神事「御頭祭」。昔は、鹿の頭75頭をはじめ、様々な供え物をし、大変盛大に執り行われていたと聞きます。
この時、供えられた鹿の中に、必ず1頭は耳の裂けた鹿がいたと伝えられています。また、鹿は諏訪大明神の使いであるとされ、大社と鹿に関連した話も多数伝えられています。
5.葛井の清池・・・茅野市にある葛井神社の神池に、大晦日の神事の際、御幣束を沈めると、翌日の元旦に遠州(静岡県)の「さなぎの池」に浮かび上がると言われています。
6.宝殿の天滴・・・上社本宮の御宝殿の屋根からは、どんなに干天の時にも、最低3滴は水滴が落ちると言われています。これを宝殿の天滴と呼び、神楽殿前の天流水舎に入った雫と共に、天流水舎の中の井戸に水が溜まります。これをお天水と呼び、雨乞いの際、青竹に頂いて帰り、神事を行うと必ず雨が降ると伝えられています。現在でも近郷近県からの祈願があり、そちらへお天水を運ぶ際、途中で休むとそこで雨が降るとも伝えられます。
7.御作田の早稲・・・毎年6月30日に下社秋宮と春宮の間にある御作田社で田植神事を行い、ここで植えられた稲が一ヵ月後の8月1日には神前に供える事ができたといいます。

この他にも、諏訪大社に関連した不思議な事象は他にもあり、「穂屋野の三光」(三射山社祭の際、太陽と月と星の3つを同時に拝む事ができる)
下社の「根入杉」(下社秋宮にある杉の木は、夜になると枝を垂らし鼾をかきながら寝入る)・浮島(下社春宮の西方境内脇を流れる川の川中にあり、
どんなに大水が出ても流れない)等の話が伝えられています。

●御柱の年は慎まなければならない事が多い!?・・・
その昔、御柱祭は信濃国(長野県)全体での金銭・労働力などの奉仕がされていました。昔は今とは違い、御社殿の建て替えが大々的に行われていた為、負担も大きく、御柱祭の年には、「“ハレ”を慎むように」とのお達しが出て、結婚式、元服式、家屋の新築・建て替え等のおめでたい行事が禁じられ、皆で御柱祭の為に節約をしました。御柱年の結婚は、申年は「去る」に繋がり、寅年は「千里行って千里帰る」といわれ、縁起が良くないとも言われています。
また、“ケガレ”と言われる葬式も禁止され、御柱の年に亡くなった方は仮埋葬され、御柱祭が終わると、改めて正式な墓地に埋葬して葬儀を執り行ったと聞きます。これらの決まりを破ると重大な神罰が下るとも言われていました。
現在では、造営も簡素化され、氏子が奉仕をする部分は少なくはなっていますが、それでも御柱の年には、結婚式や家屋の新築・建て替えなどは避ける傾向があります。

●建っている御柱が倒れると・・・!?
昔からの言い伝えによれば、御柱祭で建てられた御柱が、次の御柱祭を前にして倒れてしまうと不吉な事が起こると言われています。
社の外に向かって倒れると、国外に悪い事が起き、中に向かって倒れると国内に悪い事が起きると伝えられ、明治時代、日清戦争が起きる前に御柱が外に向かって倒れたと言われています。


●県全体で一致協力
とにかく人出が凄い諏訪大社の御柱。特に、曳行中は、氏子・観光客等で、一本の柱に2000人前後が付いて曳行することもあります。
これだけの人が動く為、怪我・病気・迷子・落し物などの問題も発生します。この為、事前に医療・消防・警察などが綿密に打合せをして当日の警備や医療体制を整えます。御柱の側には、地元消防団・救護係も待機し、具合が悪い等の問題に対応してくれる様になっています。
特に警察官は、諏訪地方のみでなく、長野県全域からたくさんの応援の警察官が駆けつけ、雑踏の中で犯罪行為や危険が無いよう警備をしています。慣れない土地と人ごみの中で精一杯警備や道案内をしている姿には頭が下がります。

●御柱の為だけの貯金
御柱が通る道「御柱街道」沿いに住む家の方々は、祭りの期間中は大わらわとなります。自宅に来る親戚などのお客さんをもてなす以外、時には沿道にいる見物客も招いてご馳走を振舞います。諏訪地方の名産品を使った豪勢な料理や酒が並び、訪れる人々が舌鼓を打ちます。こうしたもてなしの他にも、御柱祭に合わせて畳やふすま等の内装や外装のリフォームを行う家もあり、費用が多大に掛かる為、御柱街道沿いの家では御柱祭に向けて貯蓄を行う家庭が多い様です。
6年間御柱祭に向けて貯蓄し、車が買えるほどの大金を御柱祭で使った後、また次の御柱祭に向けての貯蓄が始まります。
地元の銀行では、御柱祭の為の7年定期の定期積立を扱う所もあるようで、いかに御柱祭が地域に根ざした祭りなのかがよくわかります。

●御柱祭は観るよりも、実際に参加して曳いた方が何倍も楽しめるお祭りです。御柱の周りには、来た方に曳いてもらう様、「小綱」をたくさん持った氏子の方がいるので、お願いすると小綱を貰う事が出来ます。それを貰って、曳き綱に結びつけると、「マイ曳き綱」の完成です。

これから小宮の御柱祭が諏訪地方で一斉に始まります。小宮の御柱祭は誰でも気軽に参加出来るというのが魅力の一つです。
諏訪一帯の呉服店等で、手頃な値段の御柱用の法被や小物も扱っているので、支度は簡単に整える事ができます、是非お祭り支度をして小宮の曳行も楽しんでみて下さい。

 

 

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