かりん並木
最終更新日:2010年5月10日(月曜日) 18時03分 コンテンツID:2-7-92-568
諏訪湖畔に植えられている、かりん(実際はほとんどがマルメロ)は市木となっていて、市のマスコットキャラクターや路線バスの名前にも使われ、諏訪市のシンボルになっています。
○かりんの木の植栽本数 約190本
昭和41年当時 120本(内80本は成木で市民より寄贈されたもの)
○かりん並木の延長 約1200メートル
○かりんの花 5月上旬〜中旬に淡いピンクの花が咲きます。
○かりんの年間管理
収穫以外は、小和田果樹組合に委託しています。
・剪 定 3月中旬
・消 毒 4月〜8月(月に2〜3回)
・袋かけ 7月中旬
・収 穫 10月中旬(都市計画課、観光課職員、地元小学生が行う)
○かりん収穫量 約3.5トン(諏訪湖畔での平成21年度の実績)
○かりんの用途
諏訪湖畔に植えられている、かりん(マルメロ)の果実は独特な芳香を放って、美味しそうですが、通常は生では食べられません。
そこで、砂糖漬け、果実酒、ジャム、かりん液、飴、菓子などに加工して利用します。
○かりん並木の沿革
都市計画事業として湖畔道路が完成した際、街路樹として飯田市のりんご並木が全国的に有名であったため、これに刺激され、全国で例のない特殊な木にしようと、かりん(マルメロ)が選ばれました。
そこで、地元農家より無償提供された「かりん」を昭和41年春に植樹し、同年10月に「かりん並木」が誕生しました。
街路樹としては特殊である、かりん(マルメロ)が選ばれた理由は江戸時代から諏訪地方で栽培されており、県下唯一の特産地であったこと。また、全国的に見ても長野県の生産は、他県に見られない樹数と生産高があり、日本唯一の特産地であったことが理由です。
○かりんとマルメロの違い
諏訪湖周辺に栽培されているものはほとんどが「マルメロ」ですが、江戸時代に導入されたときから「かりん」と呼ばれていました。
明治30年頃から加工業の発達により、マルメロへの世人の関心が高まり、栽培面積も増加するに及んでこの名称論議が出てきました。明治41年には「かりん」と「マルメロ」が混同され、栽培者の間で論議が盛んになったため、専門家に鑑定を依頼したところ、「かりんに非ずマルメロである」との回答がありました。しかし、長い間「かりん」と呼ばれていたことや、加工食品も「かりん」で宣伝され、諏訪地方に定着していたため、その後も「かりん」と呼ばれています。
マルメロの原産地は欧州南部地中海沿岸、あるいは中央アジアともいわれています。バラ科の植物で、果実は成熟すると橙黄色、果形は洋梨形で、果面は灰白色の蜜毛で覆われています。果肉は締まっていて甘酸っぱく、特有の芳香があります。
マルメロの種類も在来種(本かりん、通称、和かりん)とスミルナ(通称、洋かりん)に分かれていて、スミルナ、在来種が約2対1の割合で諏訪湖畔に植えられています。
まぎらわしいのですが、本来の「かりん」(本かりんとは異なる)も諏訪湖畔に幾本か植えられています。こちらの種類は中国原産で果面は滑らかで、密毛がなく、主にのど飴の原料として用いられています。花の色もマルメロより濃いピンク色をしています。
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